BK-550はC、Cr、Moを主成分とするセミオーステナイト組織を示す塩基性の硬化肉盛用溶接棒です。溶着金属はマルテンサイトとオーステナイトの混合組織を示しますので、一般のマルテンサイト系溶着金属と比較すると硬さは低くなりますが、残留オーステナイトを多量に含むため靭性、耐割れ性にすぐれます。
また、母材の希釈を受けても高硬度のマルテンサイト組織となりますので、薄肉盛(1層盛)でも耐摩耗性が得られます。さらに500~600℃の温度範囲で焼戻し二次硬化があり、600℃までの焼戻し軟化抵抗を有しますので、600℃以下で使用する耐摩耗部品に適用できます。
なお、肉盛のままで機械加工は困難です。リッパーチップ、インペラーブレーカなどのやや衝撃を伴う土砂摩耗部品。一般に200℃以上の予熱が必要です。低水素系溶接棒(LS-50)で下盛すると割れ防止に効果があります。溶接棒は使用前に250~300℃で30~60分間再乾燥して下さい。
商品説明
BK-550はC、Cr、Moを主成分とするセミオーステナイト組織を示す塩基性の硬化肉盛用溶接棒です。溶着金属はマルテンサイトとオーステナイトの混合組織を示しますので、一般のマルテンサイト系溶着金属と比較すると硬さは低くなりますが、残留オーステナイトを多量に含むため靭性、耐割れ性にすぐれます。また、母材の希釈を受けても高硬度のマルテンサイト組織となりますので、薄肉盛(1層盛)でも耐摩耗性が得られます。さらに500~600℃の温度範囲で焼戻し二次硬化があり、600℃までの焼戻し軟化抵抗を有しますので、600℃以下で使用する耐摩耗部品に適用できます。なお、肉盛のままで機械加工は困難です。リッパーチップ、インペラーブレーカなどのやや衝撃を伴う土砂摩耗部品。一般に200℃以上の予熱が必要です。低水素系溶接棒(LS-50)で下盛すると割れ防止に効果があります。溶接棒は使用前に250~300℃で30~60分間再乾燥して下さい。
商品仕様
製品名: | ニッコー溶材 硬化肉盛用被覆アーク溶接棒 BK-550(金属間摩耗および土砂摩耗用)5kg |
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型番: | BK550 |
メーカー: | ニッコー溶材 |